フラットな会話に最適!Copilot Chat「一時的なチャット」の効果的な使い方

Copilot Chat には、メモリ機能やカスタム指示が加わり、使えば使うほど自分に最適化された回答を返してくれるようになりました。業務内容や好みを踏まえた提案が得られる点は、日々の業務をスムーズに進めるうえで大きな価値があります。
一方で、「今回は一般的な意見が知りたい」「自分の役割や過去の会話に引っ張られず、フラットな視点で考えたい」と感じる場面もあるのではないでしょうか。単発の調査や一度きりの検討では、あえて個人の文脈を反映させたくないケースもあります。
そんなときに活用したいのが、Copilot Chat の 「一時的なチャット」 です。履歴やメモリを残さず、その場の入力内容だけを前提に応答させられる本機能の特徴や活用ポイントを、実務目線で整理します。

「一時的なチャット」とは?

「一時的なチャット」は、その場限りの質問や一時的な作業に適したモードです。通常のチャットと異なり、会話は履歴欄に残らずメモリにも保存されません。さらに、登録済みメモリも回答に反映されないため、過去の文脈や個人設定を切り離し、入力した内容のみを根拠にしたフラットな回答を得られます。そのため、継続的に深掘りして後で参照したい場合は通常のチャット、単発で完結させて前提をリセットしたい場合は一時的なチャットを利用するなど、場面に応じて使い分けていくのが効果的です。

▼通常のチャットと一時的なチャットの主な機能の比較

比較項目 通常のチャット 一時的なチャット
会話履歴 保存される 保存されない
メモリへの保存 条件により保存される場合がある
(設定・プロンプト次第)
保存されない
既存メモリの反映 条件により反映される場合がある
(設定・プロンプト次第)
反映されない
継続的な質問・作業 ×
一時的な質問・作業

使用方法

1. Copilot Chat を開き、右上の[新しいチャットを開始する]の横にある▽をクリックします。

2. [一時的なチャット]を選択します。

3. 画面に「一時的なチャット」と表示されたら、プロンプトを入力してチャットを開始します。

■使用する際に押さえたい注意点
一時的なチャットは履歴が残らないため、結論や生成した文章を後で再利用したい場合は、回答をメモやドキュメントに転記しておく運用が安全です。また、条件を追加しながら段階的に詰めていくような作業には不向きなため、検討が長期化しそうなテーマは通常のチャットへ切り替えるのが効率的です。

■同じ条件で質問した時の回答の違い

【前提条件】
・メモリ:
「Copilotの利活用支援に関する業務を担当している」
「今後の回答は関西弁で、絵文字をたくさん使った表現を希望している」
・プロンプト:
「私が業務でよりステップアップするために取得するべき資格を3つ教えてください。」

▼通常のチャット

→登録されているメモリの内容が回答に反映され、チャット履歴として残っている


▼一時的なチャット

→メモリの内容が反映されず、一般的かつ一時的な回答となり、チャット履歴にも残らない

おすすめの活用シーン

一時的なチャットは、「履歴やメモリを残さない」という特性を意識して使うことで、通常のチャットでは得にくい価値を発揮します。こちらでは、実務で特に効果を感じやすい3つの活用シーンを紹介します。

■立場・役割を切り離して検討したい場面
例えば、マネージャーが評価者の立場を一度忘れてチーム施策を考えたい場合や、営業担当が「売る側」ではなく「顧客の視点」で提案内容を見直したい場合などが該当します。通常のチャットでは、役職や業務内容といったメモリ情報が登録されている場合、回答にそれが前提として反映されるため、どうしても“その立場らしい”回答に寄りやすくなります。
一時的なチャットを使えば、これらの属性情報を切り離した状態で質問できるため、より中立的・一般論に近い観点での整理や指摘を得やすくなります。「評価者としての正解」ではなく、「第三者としての視点がほしい」といった場面では、このフラットさが大きなメリットになります。

■あえて過去の傾向を参照させず、ゼロベースで考えたい場面
新年度の方針検討や戦略立案などでは、過去のKPIや施策に引っ張られず、一度白紙から考えたいケースがあるかと思います。また、これまで内製前提で進めてきた業務を、外注前提に切り替えて検討し直すような場面も同様です。通常のチャットでは、過去の会話履歴やメモリをもとに、これまでの延長線上の提案が返ってくることがあります。
一方で一時的なチャットでは、過去の検討プロセスを意識させずに質問できるため、「もし前提条件がなかったらどう考えるか」という観点での新しい切り口を得やすくなります。既存の延長ではなく、あえて思考をリセットしたいタイミングでは、一時的なチャットが有効な選択肢となります。

■利用者の傾向を学習させたくない一時的な作業
一時的に別部署の業務を手伝う場合や、専門外の分野について短期間だけ調査する場合、トラブルや例外対応のために調べ物をするといったケースも考えられます。また、他部門や他社向け資料を一時的にレビューする場面も該当します。これらの作業内容は、今後の自分の業務スタイルとは直接関係しないことが多く、通常のチャットで進めると、不要なメモリとして残る可能性があります。
一時的なチャットを利用すれば、こうした一過性の作業を個人の利用傾向として学習させずメモリにも登録させずに済むため、Copilot のパーソナライズ精度を保ったまま安心して活用できます。「今だけこのテーマを扱いたい」「普段の業務とは切り分けたい」という判断ができる点が、一時的なチャットの実務的なメリットです。

まとめ

一時的なチャットは、履歴に残さず、メモリにも保存せず、既存メモリも反映しないという特性により、“その場限り”の相談をフラットに進めたいときに有効です。通常のチャットと目的別に使い分けることで、Copilot Chat の運用効率を一段引き上げられますので、皆さんもぜひ使ってみてください!

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