【SharePoint】フォルダからエージェントを作成してみよう!

2025.05.28

Copilotを使っているけれど、参照してほしい情報を参照してくれなくて困ったことはありませんか?例えば社内のマニュアルやチームの案件情報など特定のフォルダから情報を参照してほしいことはあるかと思います。今回はそんなお悩みを解決する、SharePointエージェントをご紹介します。

SharePointエージェントとは?

SharePointエージェントとは、特定のSharePointやそこに格納されているファイルを参照して回答を生成してくれるAIチャットボットです。例えば、社内規定やマニュアルについて回答するエージェントや、特定のプロジェクトについて回答するエージェントを作成できます。

エージェントを作ってみよう

SharePointエージェントは様々な場所から作成できますが、今回は特定のフォルダから簡単に作成する方法をご紹介します。

回答の参照先として使いたいファイルが入っているSharePointサイトのフォルダを開き、ファイルまたはフォルダを選択し[…]の[エージェントの作成]をクリックします。

なんとこれだけでSharePointエージェントの完成です!とても簡単ですね。

エージェントをカスタマイズしてみよう

作成したエージェントはそのまま使うことができますが、カスタマイズすることも可能です。編集画面の開き方は2つあります。

1.エージェント作成完了画面の[編集]

2.エージェントチャットウィンドウの[エージェントを編集]

SharePointサイト上部のCopilotボタンをクリックし、編集したいエージェントを開きます。名前横の[…]から[エージェントを編集]を選択します。

編集画面が開けたら、早速編集していきます。

IDタブ
エージェントの名前、アイコン、説明を加え、エージェントの目的を明確にすることができます。

ソースタブ
エージェントが参照するファイルとサイトを追加・削除できます。現在のSharePointサイト以外のサイトやドキュメントをエージェントに含めることも可能です。
※ユーザーは、アクセス権のある範囲で回答を受け取ることができます

動作タブ
最初に表示されるメッセージやプロンプトの指定、Copilotとユーザーのやり取りの方法を指定できます。

エージェントを使ってみよう

完成したSharePointエージェントを開く方法は2つあります。

1.SharePointサイト上部のCopilotボタン
このボタンをクリックすると、エージェントチャットウィンドウが開きます。エージェント名横の下向き矢印から使いたいエージェント選択することができます。

2.「.agent」の拡張子のファイル
作成したエージェントは参照しているフォルダと同じ階層に「.agent」の拡張子のファイルで格納されます。そこから直接エージェントを開くことが可能です。

必要なライセンスは?

ここまでご紹介したSharePointエージェントを作成、利用するには、SharePointサイトのファイルを作成する権限に加え、Microsoft 365 Copilot ライセンスが必要です。Microsoft 365 Copilot ライセンスをお持ちでなくとも、SharePoint エージェントの従量課金(Azureプラン)が組織で有効になっている場合は、SharePoint エージェントを作成、利用可能です。

まとめ

本記事では、特定のフォルダやファイルからSharePointエージェントを作成する方法をご紹介いたしました。 ピーエスシーではCopilotの活用支援を行っておりますので、ご希望の場合はぜひお問合せください!

 

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